「くすの樹」のテーブル
”特別席”を設えました!というわけではありませんが、特別席のような“ちょっとイイ感じ”な雰囲気になったこのコーナー。テーブルを替えたんですが、実はこのテーブル、今年4月に、惜しまれながら、40年の歴史に幕を下ろした「珈琲館くすの樹」さんで使われていたものなんです。
ヨーロッパ風の外観は圧巻の存在感。メニューはもちろんのこと、設えも雰囲気も最高の「くすの樹」。父も母もわたしも大好きだった喫茶店です。
https://t.co/3y7quRaLGn?amp=1
そこでこんな催しがあったんです。行くしかありません!全ての予定をキャンセルして行ってきました。そんな「くすの樹」の雰囲気を、ほんの少しだけでもいいから味わえる何かがあればと……。
会場には、「くすの樹」での思い出を一つひとつ確かめるように、カップやお皿、椅子やテーブルを吟味する方々が大勢。強い雨が降るなか、会場の外には長い行列ができていました。皆さんそれぞれが大切にしていた「くすの樹」を、ちょっとでも手許に残しておきたいという思いだったのでしょう。ほんとうに、たくさんの人びとに愛されていたんですね。
販売されていた家具什器は、すべて「くすの樹」で使われていたもの。積み重なった歴史が醸す味わいは、まさにアンティークです。そんな中から選んだこの、ちょっと変った形のテーブル。『どこに置こうかな?』なんて考える間もなく、ひらめきで購入したのですが、意外にも?しっくりとシントンに調和しています。
末永く、大切に使っていきます。そして、誰かの大切な思い出の一片に残るような、そんな喫茶店になれるよう、丁寧に珈琲を淹れていきたいです。
0コメント